MENU

浅野拓磨が「ドイツキラー」ぶりを発揮

バイエルン・ミュンヘン戦でのゴールというだけでも価値があるのに、マヌエル・ノイアー選手から得点。浅野拓磨選手は2022年カタールW杯・ドイツ戦の前にも「思い切り振り抜くだけです」と堂々と宣言し、ノイアー選手相手に決勝弾を奪いましたが、その再現を見ているかのようにワクワクさせられました。アジアカップではコンディション不良も重なり、結果を出せず、悔しい思いをした彼ですが、ドイツに戻ってからが勝負だと考えていたのでしょう。このゴールシーンを見る限りでは本調子を取り戻した様子。ここから得点を重ねていってくれれば、現地評価も上がりますし、日本代表にもプラス効果をもたらすでしょう。これで今季6点目。ドイツでの初の2ケタゴールを目指して得点感覚を研ぎ澄ませていってほしいものです。

カタールW杯で浅野にニアポストを抜かれたノイアーには当時の意識が残っていたかもしれませんが、それがあっても無くても届かないであろう、強烈なファーへのシュートでした。爽快。 ゴール前で待つ味方も視界に入ったはずですが、背後に敵が迫っていたし、相手DFも浅野に内側から寄せてきたので、トラップするときには迷いなくシュートに行った様子。身体も瞬間の判断も含め、浅野の心身にキレを感じるプレーでした。 一方、中盤でカウンターに行く場面では浅野の左足でのワンタッチパスがミス気味で、味方の身体の反対側に出ましたが、デュエルに勝ってボールをキープしてくれたことで、浅野へのスルーパスにつながりました。 結果論ですが、浅野のパスのずれによってカウンターの速度が落ちたことで、逆に相手の足も止まり、それが飛び出す時間を生む絶好のタメになった。何とも浅野らしい、カオス感を含むゴールでした。

素晴らしいゴールだったと思います。加速からファーストコントロール、フィニッシュと無駄がない流れで、バイエルン守護神ノイアーにとっても極めて難しい状況になったと思います。通常よりややニアにポジションをとっていた理由が、カタールW杯でニアに決められた残像が影響していたのかもしれません。アジアカップでリーグ戦4試合欠場しましたが、これでシーズン二桁ペースに乗ったので、高原直泰、香川真司、岡崎慎司に続くブンデス二桁得点に期待します。

すごいゴールでしたね。これぞFW、仕留めた感のあるシュートで気持ちが良い。そしてその手前のプレーで出したパスがやや雑で味方が処理しにくいものだったのもなんだか浅野選手らしい。色んな意味でこれぞ浅野!な一連のプレーでした。 いずれにせよナイスゴールでした!

浅野拓磨は右足で単独で持ち出してシュートまで持って行く力は凄いと思う。W杯のドイツ戦2点目も似たような形だった。格上相手に戦う時は非常に助かる存在。 逆に言えばなぜアジアカップで浅野が輝かなかったのかもよく分かる。日本がボールをポゼッション出来る相手では浅野の苦手な部分が目立ってしまう。3年前に1部に昇格したボーフムを中位に留めて、バイエルンにも金星あげたのは浅野のこの良さが存分に活きてるからこそ。

これだから森保監督は浅野を捨てきれない。 しかし、コンスタントに活躍できるかがポイント。 彼を生かせるのは、弱いチームの蜂の一刺し。今の日本にとっては、押され続けている時には必要な選手かもしれないが、ポゼッションを保ちながら、引いている相手にトドメを刺すのには、なかなか技術が追いついていないように思う。アジア相手に有力な武器にはならないと思う。 日本の選手たちは、様々な方向で進歩して来ているが、全ての条件に、全ての選手が対応できるわけではない。対戦相手によっては、最適の選手を選抜して戦うしかない。それがこれからの課題でしょう。

彼はよく点を取るけれど、あまり上手くない。 あるいは速いけれどテクニックが足りない、スタミナがない……。 こういう評価は、日本で何度も聞きました。 でも他の国では一度も聞いたことがない。もう少し日本は、ピッチ上での個々の役割を意識するべきです。 テクニックもスタミナもあって両足を巧みに操る。 全員がそういう選手である必要はない。スピードや守備での対人の強さなど明確な武器があるなら、そこに集中するべきなんです。 きっとその中から爆発的な速さを持っていたり、群を抜いてダイナミックだったりする選手が出てくるはずです ドイツ人指導者 ゲルト エンゲルス

刹那の覚醒を見せるから浅野選手って見ていて面白い。 正直、「安定して上手い選手」とは思わないですけどね。 W杯でのヌケだしてトラップからシュートの動きも100回やって1回出来るかどうかのプレーをあの場面でやってみせる浅野選手にワクワクします。

浅野がアジアカップで効かなかった理由のひとつは、アジア勢は基本引いて守る故にスペースが中々ないから。 相手がポゼッションしながら前がかりになるのを1本のパスで打開し、スピードでぶっちぎるのが持ち味。 あのスピードなので足元のミスはどうしても多くなるし、持ったらシュートするタイプなのでフリーの選手にパスすればという場面でそれができる器用さもない。 だが、アジアカップではそれはゴミ仕様でもW杯本選では銀の弾丸になりうる。 かつての代表FWがシュートせずに横に叩いて決定機を逸する姿を散々見てきたから、浅野にガッカリする事は多くても代表不要なんて思わない。 浅野を実力と実績(代表ゴール数、4大リーグレギュラーで6得点)で黙らせるまだ見ぬ現役FWが誰か、結果の出てしまった古橋以外で挙げてほしいね。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!

コメント

コメントする

目次