今までのコーチよりも中村コーチに期待できる点は、一般論で決められた順序で語らないところ。選手個々の現時点での癖、傾向を見ながら教え方をも取捨選択できるって素晴らしい。
それって中村コーチには、ゴールが既に見えているんだよね。
一般論ではセオリーな方法も、その子が階段を一段上る為には邪魔になってることもある。それなら逆算して、一旦それは省いて階段上れてから必要ならまたそれをやればいいって感じのスタンス。頂上は一つでも上る道は行く通りもあるよって感じは選手にとって安心感があると思うよ。
根尾は、よく考える子だし努力も惜しまない。だからこそ、一生懸命さの中で彼が見えなくなっている部分を冷静に指摘できる柔軟な指導方法が必要なんだと思う。
かつて福留孝介がヨッシャーの指導で1.5流から超一流の域に一気に覚醒。根尾も、ノリさんの指導で一気に覚醒できますようにファンとしては祈りたいです。
ノリさんは高卒1年目から既に中西太、水谷実雄、佐々木恭介、伊勢孝夫ら名だたる名打撃コーチたちから打撃理論のイロハを学んできており、自身が開校している少年たちへの野球教室での指導歴も長く、現在のNPBの中で打撃指導、内野守備指導で右に出る者はいない。
打撃の際にボールに対してバットを最短距離で出してくるには、歯を食いしばり顎を引いて構える必要がある。ひと度投球が放たれれば僅か0.38秒でホームベース上を通過してしまうんだし、打席で言葉を発している余裕など無いはずだ。
直前に声を出してたら歯を食いしばる事が出来ずパワーが半減してしまうんだし、声を出す必要性やメリットも全く無いよ。
根尾選手は明らかに打席の中で準備不足だし、速球に対してポイントが遅れてしまうのもわかる気がする。相撲でも野球でも最初から立ち遅れてしまっていては勝負にならないんだし、今後は良い方向に進んで行く事を期待したいね。
ノリさんのいい所は、声が出ている時と出ていない時と比較して指導している所。
最初から自分の持論だけでの指導ならどうだろうと思うけど、充分観察してからの指導だから、今の根尾君の打撃では声を出さない方がいいんだろう。
根尾君は努力家だけど、その努力の方向があっているのか見てくれる人がいると良いなと思っていた。
今のコーチ陣は継続して見てくれそうで楽しみ。
たぶん根尾は真面目で一生懸命練習するタイプだろう。
ただその真面目さが結果に繋がらなくて苦しんでいたのを、ノリさんが適切なアドバイスをした。
すぐ結果に表れるかどうかはこれからだが、なかなか的を得た指摘で今後根尾がどう変わるか楽しみです。
ノリさんの指導が適正かどうかはこれからの結果次第という考え方は違うかな。いくら素晴らしい指導をしても、やるのは選手、最終的には根尾選手がモノにできるかどうか。長く活躍できる技術を身につけなければならない。
今の段階では、根尾が正しいともノリが正しいともいいようがないと思う!キャンプの段階で色々試行錯誤して、今年のシーズン終わった後にわかること!2人とも一生懸命やってるから、結果がついてきてほしい。
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