「小さなことを積み重ねることが、とんでもないところへ行くただ一つの道」というイチローのコメントは重要だが、そのイチローもスラッガーとして成功したわけではない。日本では25本打ったこともあったが、メジャーではその路線は追わなかった。自分の能力に合った正しい理想像を掲げて、そこに向かって努力を重ねたからこその成功だろう。根尾がここまで理想としてきたのはスラッガーだったが、残念ながらプロのレベルでは根尾には合っていない理想像だった。高校時代までは努力で超えられない壁はなかったのだろうが、その成功体験が逆に根尾にとっては足枷になっていたのかもしれない。もう一度自分に合うプロでの目標を定めて正しい方向への努力ができるかどうかが根尾にとっては重要なのだろう。
「小さなことを積み重ねることが、とんでもないところへ行くただ一つの道」というイチローのコメントは重要だが、そのイチローもスラッガーとして成功したわけではない。
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