愛知県の大学野球がいまいちな理由
「愛知県の大学野球、2020年秋の大会は?過去10年間の全国大会出場校は?出身プロ野球選手は?」
野球が盛んな愛知県では、大学野球も熱戦が繰り広げられており、毎年のようにプロに選手を輩出しています。
今回は愛知県の大学野球について、2020年秋の大会、過去10年間の全国大会出場校、出身プロ野球選手について見ていきましょう。
愛知県の大学野球、2020年秋の大会は?
・開催時期は?
愛知県の大学野球部は愛知大学野球連盟に属しています。
2020年秋のリーグ戦は8月末から行われており、順調に日程を消化できれば、10月11日に最終戦を迎える予定(1部リーグ)です。
残念ながら、新型コロナウィルスの影響で、控え部員、選手の家族(4名まで)、報道陣等のみ入場可能な無観客試合が決まりました。
例年通りだと、優勝チーム(愛知大学野球連盟主催の場合は2位のチームも)は、東海地区・北陸・愛知大学野球三連盟王座決定戦に出場し、明治神宮野球大会出場を争います。
運営方法の変更はあるかもしれないので、その都度、Webページなどを参照されるといいでしょう。
<愛知県の大学野球、過去10年間の全国大会出場校は?>
過去10年間の優勝校・全国大会出場校について見ていきましょう。
2010年秋:愛知学院大〇
2011年春:愛知学院大
2011年秋:愛知学院大〇
2012年春:愛知学院大
2012年秋:愛知学院大(敗退)
2013年春:愛知大
2013年秋:中京大(敗退)
2014年春:愛知学院大
2014年秋:中部大(敗退)
2015年春:愛知学院大
2015年秋:中京大(2位の愛知大が出場)
2016年春:中京大
2016年秋:中京大(2位の名城大が出場)
2017年春:中部大
2017年秋:中京大(2位の名城大が出場)
2018年春:中京大
2018年秋:名城大(敗退)
2019年春:愛知工業大
2019年秋:中京大(敗退)
愛知学院大学や中京大といった所が強いことが分かります。
先ほども書いた通り、秋は、東海地区・北陸の連盟代表との間で行われる決定戦を勝ち上がらなければ明治神宮野球大会に出場できません。
10年の間に、愛知大学野球連盟の大学が明治神宮野球大会に5回出場しており、愛知の大学野球のレベルが高いことが分かります。
明治神宮大会での過去50年の成績をみてみると平成3年の愛知学院大学優勝1回のみである。愛知県大学野球連盟での記録をみると県内の優勝回数が愛知学院大が47回でトップであり、2位が39回の中京大学である。3位は愛知工業大学の18回となり2位と3位の差は大きい。
これらのことから全国的には愛知県大学野球はそれほどレベルが高いとは言えない。
何故、高校野球は強いのに大学野球はそれほど強くないのでしょうか。
理由として考えられるのは2つあり、大学といえば東京六大学を目指す人が圧倒的に多いことがある。
プロにならない場合は大学卒業後は就職をするため、就職に有利な有名大学を目指すことが考えられる。
2つめの理由は大学よりも社会人野球の方がメリットが多いことがあげられる。愛知県には豊田自動車などの
多くの社会人野球がある。大学野球よりも社会人野球の方がレベルが大会ので、プロを目指す環境としては社会人野球の方が適している。また、大学進学した場合は高校卒業からドラフトまで4年間必要なのに対して、社会人野球では3年間でよく、大学卒業よりも1年早くプロ野球に行くことができるメリットがあるのである。
実際、社会人野球はプロ野球並みに結果を求められるため高校時代のある程度の実力が必要となるため厳しい面はあるが、大学と違い給料をもらいながら野球をすることが出来るのは大きなモチベーションになる。
愛知県の大学野球、出身プロ野球選手は?
さらに、愛知大学野球連盟の加盟大学と出身の主なプロ野球選手(敬称略)について大学別に見ていきましょう。
なお、例年通りだと、1部と2部、2部と3部の間で入れ替え戦が行われます。
1部リーグ
愛知工業大学:
西崎幸広(元日本ハム等)
平井光親(元ロッテ)
長谷部康平(元楽天)
西崎幸広は、ノーヒットノーランを達成したこともあり、人気・実力ともにあった選手です。

日ハムの西崎
平井光親は、プロでは首位打者を獲得し、現在は、母校・愛知工業大学の監督をしています。
長谷部康平は、プロ入り後はケガに悩まされますが、大学時代にプロ主体の北京五輪日本代表に選ばれました。
中京大学:
木俣達彦(中退、元中日)
竹本修(元阪急)
早瀬方禧(元阪急など)
武藤好貴(元楽天)
木俣達彦はNPB捕手の通算安打数では歴代5位となる1876本のヒットを打ちました。

木俣達彦
竹本修は、プロでの実績は少ないですが、高校野球指導者として市立尼崎高校(兵庫)を率い、甲子園出場を決めています。
中部大学:
鈴木義広(元中日)
谷元圭介(現中日)
石川歩(現・ロッテ)
鈴木義広は、主にリリーフとしてリーグ優勝に貢献した事もあります。
谷元圭介は、先発・リリーフなど色々な場面で登板できる投手で、オールスター出場直後にトレードという珍しい経験しました。
石川歩は、ご存知の方も多いですが、ロッテのエースで、日本代表としてWBCに出場したこともあります。
名城大学:
英智(元中日)
清水昭信(元中日)
山内壮馬(元中日など)
森越祐人(現西武)
主に外野守備に長けていた英智(蔵本英智)は、現在は中日のコーチを務めています。
山内壮馬は、母校・名城大学のコーチに就任しました。
愛知学院大学
金田留広(中退、元ロッテなど)
三浦政基(元日本ハムなど)
木村昇吾(元広島など)
筒井和也(元阪神)
浦野博司(現日本ハム)
源田壮亮(現西武)
大藏彰人(現中日)
金田留広は、シーズンMVPに選ばれる活躍で兄・金田正一が監督を務めるロッテを日本一に導きました。
内外野のユーティリティープレーヤーでもあった木村昇吾は、現在、クリケット選手です。
源田壮亮は、1年目から中心選手として出場し新人王を獲得、ベストナインやゴールデングラブ賞にも選ばれています。
東海学園大学:
田島慎二(現中日)
田島慎二の大学時代は一部リーグが1シーズンだけでしたが、中日から指名されました。抑えを務めた時期もあります。

大学時代の田島

中日の田島
2部Aリーグ
愛知産業大学:
平井克典(現西武)
平井克典は、2019年はリリーフとして81試合に登板、リーグ優勝に貢献しています。
同朋大学:
豊田清(元西武など)
豊田清は、最優秀救援投手のタイトルを2回獲得するなど、クローザー等で活躍しました。

西武の豊田
愛知学泉大学:
安江嘉純(元ロッテ)
愛知学泉大学初のプロ野球選手となった安江嘉純は、一軍での登板なく引退、現在は、愛知県のクラブチームであるスポーツ総合学園SEEDの監督を務めています。
名古屋大学:
松田亘哲(元中日)
名古屋大学初のプロ野球選手である松田亘哲は、高校時代は野球部ではなくバレーボール部という変わった経歴です。現在は育成ですが、支配下を目指します。

名古屋大学の松田
至学館大学:
深澤美和(元女子プロ野球)
至学館大学は、現在は男子チームですが、当時は女子単独チーム(大学名:中京女子大学)でリーグ戦に出場していました。
当時の選手だった深澤美和は、女子プロ野球でプレーした後、現在は至学館大学女子硬式野球部監督を務めています。
愛知東邦大学:
プロに進んだ選手はいません。因みに、木下達生(元中日など)はプロ引退後に教職免許を取るため入学、現在は、東邦高校のコーチをしています。
2部Bリーグ
名古屋学院大学:
曽我部直樹(元阪神など)
曽我部直樹は、名古屋学院大学初のプロ野球選手ですが、ケガの影響もあり20試合程度の出場にとどまりました。
愛知大学:
岩瀬仁紀(元中日)
青木高広(元広島など)
祖父江大輔(現中日)
岩瀬仁紀は、クローザーを長く務め、日本プロ野球史上初の1000試合登板を達成しました。

中日の岩瀬
祖父江大輔は、リリーフとして中日ドラゴンズを支えています。

中日の祖父江
日本福祉大学:
浅尾拓也(元中日)
浅尾拓也は、中日ドラゴンズの勝ちパターンを担い、NPB最多となる47ホールドを記録したこともあります。

大学時代の浅尾

中日の浅尾
名古屋商科大学:
大豊泰昭(元中日など)
音重鎮(元中日など)
平野謙(元中日など)

中日の大豊
は、130試合に出場した1994年に本塁打王・打点王を獲得した事があります。
音重鎮は、ゴールデングラブ賞を獲得しました。

広島時代の音
平野謙は、盗塁王やゴールデングラブ賞を獲得した足が自慢の外野手でした。

中日の平野
星城大学:
西濵幹紘(元中日)
星城大学初のプロ野球選手である西濵幹紘は、一軍・二軍での登板機会がなく引退し、現在は星城大学のコーチを務めています。
名古屋産業大学:
沼田拓巳(現琉球)
沼田拓巳は、名古屋産業大学初のプロ野球選手としてヤクルトに入団したが、1試合の登板に終わりました。
現在は、プロ野球への加入をめざしている琉球ブルーオーシャンズでプレーしています。
3部Aリーグ
名古屋経済大学:
中尾輝(現ヤクルト)
中尾輝は、2018年に54試合に登板したセットアッパーで、復活が期待されます。
南山大学:
滝良彦(トンボ等)
滝良彦は、1950年代にプロ野球でプレーした投手で、16勝を挙げたシーズンもありました。
愛知淑徳大学:
愛知教育大学:
名古屋市立大学:
名古屋工業大学:
大同大学:
出身プロ野球選手なし
3部Bリーグ
豊橋技術科学大学:
名古屋外国語大学:
出身プロ野球選手なし
愛知県の大学野球、まとめ
愛知県の大学野球についての2020年秋の大会、過去10年間の全国大会出場校、出身プロ野球選手を見ていきました。
2020年秋の大会は無観客で行われていますが、どのチームがリーグ優勝し、全国大会へ勝ち上がるか注目していきましょう。
一方で、プロ野球に進んだ選手も多くて野球のレベルが高い事も分かります。
