中日は親会社の意識が変わらない限り上昇は難しい。
勝ったり敗けたりして、ソコソコの成績(現在はそれも無理)で、たまに(10年に一度ぐらい)優勝すれば良い。東海地区で唯一のプロ野球球団を持っているステイタスがあれば良いの意識では勝てない。
中日グループは、新聞業は不振としても、不動産業などで稼いでいるのでお金がない訳ではない。ただ、野球にそれ程つぎ込みたくないだけだ。
中日新聞社内の派閥争いも、球団経営に大きく影響している根深い事情もある。
ドラゴンズを手離すこととなれば、東海地区に絶対的な購読勢力を持つ、中日新聞(中日スポーツ)の売り上げは、今の販売不振に加えて更にガタ落ちになることがされ予想されるので、手離すことはあり得ないと思われる。
親会社幹部が野球に力を入れる(落合さんを招いた白井オーナーの様な)意識改革がない限り、誰が監督になっても難しいだろう。
故野村克也元監督の持論は「投手出身は監督に向いていない」だが、私も同意見だ。
投手は基本的にお山の大将的性格だし、細かいプレーは苦手だ。
もちろん例外もあるが、大体そういう傾向にある。
奇しくもこの広島、中日、DeNAも投手出身監督だ。
カープの場合、オーナーの(おそらくは)意向でチーム功労者の年功序列式で監督を任せているようだ。監督になる前のキャリアや適性等も鑑みた上での判断より先にくるものもありそう。自ずと適格な人事とはいえない部分もあるかと。
外部招聘はまずほぼない。限られた枠の中では人材は乏しくなる。OBのコーチ登用もそればかりでは変化も競争意識も生まれないだろう。
球団はそこそこでやってくれたらいいと思っているのでは。だからつぎ込む資金も限る。
しかしそのためにもコロナは別にして観客が球場に来て見て応援してくれるチームになってほしい。帰りの密を避けてもあるだろうが、最後まで試合を見ずに引き上げているファンの姿はやはり寂しい。「逆転のカープ」どころか「ゼロ行進のカープ」では寂しくないか。
若手も出て来ている。まさに世代交代の只中。率いる監督の知恵と手腕次第で面白い戦いができるはずなのだが。
DeNAに関しては、三浦新監督なので正確には「監督を変えてチームがガラッと”変わった”」ですね。
ラミレス前監督は今までの日本で常識とされてきていたものと異なる采配をして賛否両論を呼んでいましたが、現在のDeNAの位置を見ると、必要があってそうしていたのだろうと改めて感じられますね。
逆に広島、中日の両球団はここからせめてAクラス争いに復帰するくらいのインパクトを残しチーム内外に希望を見せないと、今シーズン限り、あるいは来シーズン中に監督交代が現実味が出てきそう…
後がなくなってきて、両チームの監督が若手の抜擢など思い切った采配を揮う事で希望を見せられるか、それによってセ・リーグの面白さも変わってくる。
中日首脳陣は、外から見てて、船頭多くしてなんとかになっている。
首脳陣は各球団で実績を残したスタープレイヤーばかりではあるが、それが故か、一体感が感じられない。
また、選手はちょうど過渡期、今のレギュラー陣が高齢化してるのは否めない。
与田監督一人の問題ではない。
で、最大の問題はカープ。
野球を知らないと思わせるような指示ミスが多い。スクイズはされ放題、9回3点差で2塁ランナー突っ込ませ憤死、投手の前の打者にバント進塁打など、なにか考えてやってるの?ってくらい理解不能。
さらに、各自の調子云々を見抜くとこができず、エース大瀬良が右ひじ故障してるのに登板させるなどありえない。
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