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【井上監督】「長らく続いた中日の「監督スターシステム」を継承しなかったからだ」

中日、井上一樹2軍監督への次期監督要請に「安堵」した理由 とは一体どのようなことなのだろうか。中日は10月2日、井上一樹2軍監督に次期監督の要請を行った。3日朝の一部報道を受け、井上2軍監督が認めた。1軍の試合がまだ残っていることなどから、正式受諾は全日程終了後の7日以降となる見込みだ。

「監督スターシステム」からの脱却  正直な話、今回の井上監督への要請については「安堵」の気持ちでいっぱいだ。  なぜ「安堵」したのか。長らく続いた中日の「監督スターシステム」を継承しなかったからだ。星野、落合、そして立浪和義……。現役時代にスーパースターだった人物にほぼ全権を与え、成功を収めた時期があまりにも長すぎた。  立浪政権が倒れた今、在野には(就任前の)立浪監督と同様に監督・コーチ経験のない大物OBがたくさんいる。これまでなら彼らを後任に選んでいてもおかしくなかったが、球団はそうはしなかった。  井上監督が就任した場合、1961年の濃人渉(貴実)以来、半世紀以上ぶりの2軍監督からの昇格となる。現代のプロ野球は2軍監督を経て1軍の監督に上がっていくのが王道だが、中日ではかなり珍しいケース。この事実を見ても、歴史が動いた感じがする。

谷繁、森、立浪 厳しい人物という定評があり、チームを鍛え上げてくれると思いきや、今の若い人に対しては厳しくなりきれず、うまくいかなかった。 明るいタイプの監督は初めて。監督は初めてだが、ヘッドコーチや二軍監督では成果を上げている。 客を呼びたいだけなら、他の選択肢もあったはず。球団はめずらしく良い判断をしたと思う。大いに期待します。

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