移籍の話が一気に動き始めている。西武からFA宣言をしていた山川穂高がソフトバンク入りが決定的となり、ロッテが新外国人として今季までDeNAに所属していたソトの獲得を発表した。ソトは18、19年に2年連続でセ・リーグ本塁打王に輝くなど、今季までの6年間で通算161本塁打。3年契約3年目を終えて去就が注目されていたが、来季は2005年以来、19年ぶりのリーグ優勝を目指すロッテが新天地となる。
これでどうなるか再注目となる選手が中日のビシエドである。中田翔が出場機会を求めて中日に漢気移籍をすることで立浪監督はファーストには中田翔を起用することがほぼ決まっている。
ビシエドはこれまでファーストしか守ってきていないためベンチ要員となることが予想される。ただ、ビシエドは年俸が高く控えの選手としてはコスパが悪すぎる。2021年オフに総額1000万ドル(約11億3000万円)で新たに3年契約を結んだビシエドですが、1ドル113円前後だった当時と比べると、現在は円安の影響で1ドルが150円前後となっています。
ビシエドの給料は、毎月、そのときのレートに応じたドルで支払われており、仮にこのまま1ドル=150円が1年間続いた場合、年間の支払額は約5億円になるとも言われています。来年は150円どころかもっと円安になる可能性すらあるので中日としては負担が大きくなってします。そんなビシエドは8年日本で過ごしたことで来年から日本人選手扱いとなるため開国人助っ人枠を気にしなくていいのでトレードしやすい状況ができていた。
そんなビシエドのトレード候補としてはファーストが固定できていない西武とロッテがあったのだがロッテは別の外国人を補強したことでロッテに移籍することはなくなった。西武に関してはポジンションは空いているもののトレードに見合う選手が見当たらないというところがある。西武の松井監督からビシエドが欲しいというオファーがあれば立浪監督は容易に放出する可能性はあるが西武がビシエドの年俸を支払えるのかという問題がある。山川が移籍したから今年の年俸分の2億7000万円が浮くのでそれなりの予算はあるのかもしれないが今年の活躍だけを見るとコスパわ悪くなってしまうのでなかなか獲得には相当年俸を下げない限り厳しい状況があると予想される。
ビシエドが中日に残留した場合の使い方について考えてみた。ファーストの中田翔が1年間出場が厳しい場合のサブとしての起用は考えられる。ただそこの候補には巨人から移籍した中島や宇佐見もいるため競争が必要である。もともと1試合に4打席くらい立つことでペースを掴んでいる選手なのでいきなり代打となると厳しい部分がある。なんといってもビシエドにはインコースのストレートが弱点というのは誰もが分かっていることなので1打席勝負となれば相手投手が慎重にインコースを投げることでビシエドの打率は上がらない可能性が高い。
となればレギュラーとして他のポジションをチャレンジすることを考えてみる。今の状況を考えるとレフトを練習して置いて2年目の細川がスランプになった場合にレフトで出場して外野はセンター大島、ライトに岡林、レフトにビシエドもあるのではないかと考えます。
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