2000本安打目前の大島はドラフト5位入団。ドラフト5位でこの活躍は大当たり!スカウトの実績として評価できる。社会人野球の名門・日本生命で既に妻子もいた大島をなぜ下位で獲得できたのか。そこには最後にして最大の障害となったドラフトイヤーの骨折が絡んでいたようだ。地元愛知県の享栄高時代を卒業して駒大で野手となり、東都リーグの首位打者も獲得。日本生命でも1年目にレギュラーを取り、ドラフト解禁となる2009年の上位指名は確実視される選手となっていました。もちろん中日ドラゴンズも徹底マークを続けていましたが、ネックは前年の1位が野本圭だったこと。同じ左の外野手で、大島の駒大の1年先輩。こういう「かぶり」は、プロではなくアマ側が嫌がるのです。しかし、いいものはいい。指名に迷いはなかったのですが、最後にして最大の障害がその年の6月に起こりました。都市対抗大会の予選で右手首を骨折。一般的な完治とアスリートの完治は意味合いが違います。手術で入れたボルトは、今も入ったまま。パフォーマンスは元には戻らないのではないか…。大卒の社会人は即戦力が大前提のため厳しい状況となりました。獲得ができたのは米村スカウトが9月の視察できたためです。日本生命グラウンドでの練習試合。捕球する姿にも違和感はなく、何よりも左中間へのすばらしい二塁打を見せてくれました。その場で米村スカウトが「よし、絶対に取ろう」という運びになったようです。あの骨折がなければ上位だったと思います。これが大島をドラフト5位で獲得できた理由です。なので実力的に5位というわけではなく怪我情報があったため下位での獲得となっただけなのです。今シーズンの田中選手もそうですが実力的には元々上位の評価だったのです。逆に言えば、他球団が撤退した理由もあの骨折。5位で指名できたのは、米村の抜群の調査力のたまものです。そして、大企業は大事な選手の下位指名には難色を示すことがあります。ましてや妻子のいた大島には安定を選ぶ道もあった。それでも獲得できたのは大島の強い意欲だけでなく、日本生命が快く送り出してくれたからです。あれから14年。正直、通算2000安打を打とうとしていることはドラフトの目に狂いはなかったことの証明です。
ドラフトって難しいですよね。 競合して入札で獲得した1位の選手や上位指名で獲得した選手が活躍できない時もあれば、大島選手のように下位指名の選手が活躍する時もある。 大成功と言われる年もあれば、大失敗と言われる年もある。 ファンとしては10年に1人の逸材を1人だけ見つけてあとは鳴かず飛ばずというスカウトよりも、大島選手のように淡々とチームで長く活躍できる選手を何人も見つけて来てくれるスカウトがありがたいです。 今年のドラフトも楽しみにしています。
ドラフト5位指名で、妻と子供もいてやらなければならない思いが強かったんだろうね。 あまり目立つような選手じゃないイメージだけど、練習も人一倍してるだろうし、結果を出し続けているのは素晴らしいと思う。 大島選手が現役中に優勝争い出来るチームになって欲しい。
日本生命→中日ドラゴンズといえば、昨年引退した福留孝介氏が思い浮かびます。 福留もそうだったが大島もとにかく練習の虫で、あれだけの練習量をこなしたためか昨年はヤクルトの村上と最後の最後まで首位打者争いをしたことがうなづけそうです。 落合時代を知っている数少ない中日ドラゴンズの現役選手なので、若竜に練習の重要性を伝授してほしいです。 特に石川・村松・福永といった守備にまだ難がある選手は、ポジションは違うものの大島の背中を見てもらいたいです。 何とか中日ドラゴンズで2000本安打が達成できそうでなによりです。
快く送り出してくれた日本生命、ずっと追いかけ続けていた米村スカウトの努力もそうですが、最大の功労者は大島選手の奥様だと思いますね。 大島自身は妻子持ちの身で安定した社会人生活を捨てて厳しい競争社会のプロへ行くことを迷っていたそうですが、そんな大島選手の背中を押してくれたのは、奥様だったそうです。 奥様が背中を押してくれなければ、「中日ドラゴンズ大島」もいなかったと思いますね。
子供がいる選手でドラフト下位となるとプロに入る怖さはあるね。収入はもちろん住環境も変わるわけだから。ゆかりのない土地の球団から指名を受けても、拒否する可能性もある。 後年に中日ドラゴンズが妻子持ちで高齢の投手の指名を検討していたが、結果的にはその選手の地元球団に入団したことがあった。その選手の場合は、プロ入りの決め手となったのが住環境を変えるリスクがあまりなかったことを挙げていた。
大島は『丈夫』というより、『怪我との付き合い方が上手い』っていうイメージや。 なんでその状態で出場できるんや…みたいなことよくあるよな。 あの西勇輝の死球で、足の神経ぶち切られてから『出ながら治す』とか言ってたのほんと意味わからんかったけど、本当に出ながら治したもんな。 キャリアも大詰めに入ったと思うけど、最後まで元気に駆け抜けてほしい。
ドラフトの順位はその時点での選手のバリューが大きく関わるので、序列の高いドラ1外野手がすでにいて、さらに即戦力目当てなのに大きな怪我をかかえてしまうと、なかなか上の順位にならないのは仕方がない。逆に言えば、そうした懸念を払拭できるだけのリサーチができればお買い得といえる結果になるのだろう。ドラ6ルーキーの田中幹也が重い潰瘍性大腸炎を嫌われて下位指名になったが、オープン戦で出色の活躍を見せたのも似た話だと思う(それゆえに今季絶望は痛い)。余談だが、スカウトは編成や監督のオーダーに従って候補を探して情報を提供するのが仕事なのに、育てられなかった責任をスカウトに押しつけられるのは気の毒だなとコメントを見て思う。
大島ってめちゃくちゃ過小評価だよな。 何で近本がWBCの候補に上がって、大島のオの字も出ない。去年打率セ・リーグ2位やぞ。(結局近本も選外だったけど)思えばドラゴンズでもレギュラー白紙にされたりして、結果出して38歳の今もレギュラー張ってる。本当にすごいよ。年齢とか肩とか守備範囲とか、ポテンシャルが低いということで、国際大会に選ばれないんだろうけど、プロなら結果で評価してほしい。 大島選手応援しています。
スカウトの中田さん、米村さんには頭が下がりますね 大島選手は子連れルーキーということもあり初めから彼が観ている景色が新人離れをしていた記憶があります 「(自分の技量なら)三割打つのは難しくない」って言葉もあったと思います。プロに入ってフィジカルな不足部分を見つけると長期計画で鍛えていったり職人のような感じでした 記録の数字に取り憑かれるのではなく、やるべきことを淡々とやれば道は自ずと開かれるかのように自分を律していた選手です 本当に頭が良くて冷静に全てを見透かしている感じが自分は好きですね その大島選手獲得の障害が野本であったとは 落合さんが中田さんやスカウト陣の言葉を遮って鶴の一声で獲得させたのが野本選手。落合さんのスカウティング眼力の無さが際立ちますね。枝葉の選手はいいとして骨格になる選手は悉く見誤っていた印象 こんな優秀なスカウトがいるんなら意見もちゃんと聞かなきゃ、落合さん!
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