大阪桐蔭の先輩である今中慎二が根尾昂に物申す

今中ほどのストレートとスローカーブがあればいけるだろうけど､今の球界はそれだけでは通用しないような気もするけど｡先発投手はスタミナと下半身強化のためにジョギングに時間を費やしているイメージがあるけど､調整方法は人それぞれだと思います｡確かに転向当初は野手への未練が見受けられたけど､いつまでも引きずっていても良いことはない｡投手としての大成を目指して頑張ってほしいと思います｡

根尾選手が投手に転向して、いきなり一軍でそこそこやったのは評価しても良いと思います。ただ、年間を通じて安定した成績を残せるレベルにはまだ達していないような気がします。投手としては二軍を経験していないので、焦らずに二軍で調整させるのも一案です。それと野手の道を完全に閉ざすのではなく、時には代打や代走で起用することも必要であると考えます。根尾選手は良くも悪くも器用貧乏なので、その特性の中から秀でてきた部分を生かすべきですね。

根尾が今季、一軍の戦力になるとしたら中継ぎだろうね。先発登板しても最低５イニング投げる事ができるのか？先発投手陣のローテに割って入るにはファームで中６日で投げ続ける必要があると思う。来季に先発ローテに挑戦くらいじゃないの？昨季の経験を生かして中継ぎ投手として立場を確立する事は可能じゃないかな？先発すれば打席に立つチャンスはあるだろうけど現実的に考えて根尾投手が打撃練習する余裕なんて無いでしょ？バント練習はするだろうけど打撃練習する暇があったら根尾は投手としての練習やトレーニングをすると思うよ。根尾は内野手の経験を活かして全盛期の浅尾コーチのようなフィールディングの良いセットアッパーが完成形だと思う。

個人的に心配している事は２つしか無くて、１つ目は今中さんが指摘している様に『野手への未練を断ち切れるかどうか？。』と言う物ともう１つは『投手として１年間戦えるの体力を付けられるか』になると言うのはありますよね。野手根尾としてはそこそこやれたので本人には感じる所があるのかも知れないけどないけど打撃が全く奮わなかった事を考えると本人も割り切って野手を捨てる思考や精神力は必要だとは感じますよね。投手に関してはあれこれと手を出すのではなくまず１～２年は体力を付けつつ実戦を経験して行き１年間戦える体を作る事で必要なピースになれるのではないかと感じますよね。

ストレートとスライダーだけでは今のプロ球界では通用しない。高橋宏のように鋭く落ちる球種が無いと簡単には三振が奪えないから、粘られて根負けしたら長打を食らってしまいます。スピンのきいたストレートは勿論スライダーやスプリットなどを駆使してバッターを翻弄しなければ先発でやっていこうと思ったら通用しない。頭が良い選手なので巨人の桑田真澄さんのようなタイプを目指して行けば良いのかも？どちらにしても頑張ってもらいたいですね。

今中、カッコいいですね球種なんて増やさなくてもいい磨くのはストレートって… 確かに空振りが取れるストレートがあれば… 立浪は球種増やさないと先発では…って言ってた気がする今時は160キロのストレートでも打てる選手が多いし緩急をつけた配球しないと打たれてしまうから立浪の言うことが今は正しいだろうけど今中のストレートを磨けも間違ってないいいピッチャーになってほしいですね！

厳しい言葉が続いたがどれも金言であり、根尾の才能を認めた上での愛情がこもった激励ともとれる言葉ばかりいやらしく粘ってくる打者に対しても最後はストレートで黙らせるかどうか。そしてそれがあれば他に一つ効果的な変化球があれば料理できる根尾には変化球も磨いて欲しいがストレートへのこだわりだけは失って欲しくないと自分もそう思っています。大阪桐蔭が産声をあげた時のパイオニア的存在の今中さん。細い身体と上品な顔立ちとは反比例して反骨心・負けん気は高校生の時から十二分にお持ちでした。才能あって精神的にも強さがある今中さんのように根尾投手も伝説を築いていって欲しいですあと今中さんがドラ1指名時には、大産大付属大東校舎ではなく「大阪桐蔭高」とコールされていたと思いますよ

今中は緩いカーブがあったから。もちろんストレートもだが、それで鬼に金棒だった。根尾は言わば野手の延長でしょう。打つのが難しければ投手という消去法みたいなもの。去年は才能の片鱗を示したが、投げ続けると疲れが出るし、体もできていなかった。中途半端に起用するより、2軍で実績が先ず優先される。それが長い目で見て根尾を輝かせるやり方でもあると思う。

今中にしてみれば、「ほんまに投手一本でやっていく覚悟ができているのか？」っていうことなんだろうね。少なくとも去年を見ている限りではそういうのは見られなかったのだろう。実際にはいろんな葛藤があったのだろうけど、いつも明るく前向きで一生懸命なので、あっさり投手転向を受け入れたかのように見えてしまう。そのせいで「本当に覚悟してるんか」というように見えてしまうのかもしれない。でも、本人的には相当ショックだったと思うし、それを断ち切るには相当な精神力が必要だったと思う。個人的にはその段階はもう通り過ぎているのではないかと思っているんだけどね。

来季はオープン戦の結果次第で根尾選手は先発もあり得るだろうけど、どれだけ球種を増やせるかだよな。そんな事は頭のいい本人が一番理解してるだろうが、昨季は中継ぎで防御率３.4とかだから、それだと中日の先発では良くて５勝できるかどうかってレベルだもんな。涌井も加入して今期の根尾の先発ローテ入りは厳しいだろうけど、立浪監督は先発させたそうだよな。