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【中日契約更改】大野1.7億・細川1.3億・根尾ダウン…揺れるナゴヤの冬を全部まとめてみた

まず、若き右腕から――。
ドラフト1位ルーキー、金丸夢斗
プロ1年目は15試合に登板し、2勝6敗ながら、防御率2.61と安定感を示しました。8月、10戦目でつかんだプロ初勝利は、毎試合スタンドから見守った両親への最高のプレゼント。そんな金丸は、900万円アップの推定2500万円でサイン。「来季は2桁勝利と規定投球回」を胸に、2年目はローテの柱を目指します。

続いては、崖っぷちから一気にスター街道へ――。
チーム最多20本塁打の主砲、細川成也
今季はケガでの離脱もありながら、108試合出場、20本塁打、58打点と打線の中心としてフルスイングを貫きました。現役ドラフトから3年、想像もしなかった景色へ。契約更改は3800万円アップの推定1億3000万円。「崖っぷちから這い上がって3年でここまで来るとは…」と語る背番号0は、まだまだ上を見ています。

ナゴヤのレジェンドも、ターニングポイントの冬を迎えました。
40歳の外野手、大島洋平
今季は不振もあり、59試合出場、打率2割4分2厘と、キャリア最低クラスの数字に終わりました。それでも9月には通算2063安打で球団歴代単独3位に浮上し、右翼での初スタメンなど、ベテランらしい存在感も発揮。そんな大島は、減額制限いっぱいとなる4000万円ダウンの推定6000万円+出来高でサイン。「引退も考えた時はあった」と本音を漏らしつつ、「ここに立っている以上、そういう気持ちは捨てて来季戦う」と、41歳シーズンへバットを握り直します。

マウンドの大黒柱は、見事なカムバックで復活しました。
先発左腕、大野雄大
今季は20試合先発で11勝4敗、防御率2.10。チームトップの11勝に加え、8度も連敗を止める“ストッパー先発”として、最下位脱出の原動力になりました。その評価は、5000万円アップの推定1億7000万円という数字に表れます。カムバック賞も受賞した大野は、「来季は規定投球回を投げてこそ胸を張れる」と、バンテリンだけでなくビジターでもフル回転を誓いました。

リリーフ陣からは、鉄腕がついに大台を突破です。
右のセットアッパー、清水達也
今季は55試合登板で4勝1敗4セーブ、30ホールド。これで4年連続50試合登板をクリアし、勝ちパターンの中心としてフル回転しました。腰痛と戦いながらのシーズンだったものの、「100点」と言い切れる仕事ぶり。その結果、年俸は3000万円アップの推定1億2500万円。「まだ26歳。ここから」と、さらなる高みを見据えています。

同じくブルペンから、左の中継ぎ、斎藤綱記
今季は左肩の不調に苦しみつつも、42試合登板で4勝0敗、19ホールド、防御率1.64と抜群の安定感。とはいえ本人は「全部が課題」と首を振ります。登録抹消も経験した悔しさを胸に、オフはPRP療法で左肩の回復を最優先。契約は1000万円アップの推定5500万円。来季は「完走して50試合以上登板」を掲げ、勝ちパターン入りを狙います。

野手陣からは、ユーティリティプレーヤーの存在感も光りました。
外野・内野をこなす便利屋、板山祐太郎
ドラゴンズ2年目の今季は、キャリアハイとなる84試合に出場し、打率2割0分7厘、2本塁打、10打点。どこでも守れる器用さで、ベンチに欠かせないピースとなりました。それでも本人は「出場試合数以外は数字を落とした」と満足なし。年俸は800万円アップの推定2200万円。このオフは「野球人生で一番練習した」と言える冬にすると誓います。

続いては、チームを長く支えてきた内野手、高橋周平
今季は6月の楽天戦で走者と交錯し、左肘の内側・外側じん帯2本断裂という人生最大のケガを負いました。医師からは手術を勧められながらも、シーズン中の復帰を目指して保存療法を選択。9月には2軍で実戦復帰を果たしました。来季までの2年契約中ということもあり、年俸は現状維持の推定6000万円。「もう手術はしない」と覚悟を決めた15年目、主将経験者のプライドを取り戻すシーズンにします。

マウンドに戻るため、長いトンネルに入る右腕もいます。
かつての期待の先発、梅津晃大
今季は春先から右肩の状態が上がらず、1軍・2軍ともに実戦登板ゼロ。その中で7月に右肩関節唇形成術を決断しました。復帰までは術後1年以上が見込まれる厳しい道のり。それでも球団はサポートを約束し、来季は育成契約へ。年俸は1000万円ダウンの推定400万円となりました。「来年1年はリハビリに費やし、再来年のキャンプで問題ないと証明したい」と、再起への一歩を踏み出します。

バッテリーを支える守護神的ベテラン捕手、加藤匠馬
プロ11年目の今季は、開幕から1軍に帯同しシーズン完走。47試合出場で打率2割3分4厘、1本塁打、6打点。8月29日の一発は、実に4年ぶり、中日復帰後初のホームランでした。「試合数は減ったが、要所で存在価値を見せられた」と振り返る背番号35は、50万円アップの推定2250万円でサイン。オフは恒例の“大島塾”で体づくりに励み、「遠慮せずガツガツいく」と正捕手争いに名乗りを上げます。

そして最後は、“崖っぷち”という言葉が何度も使われてきた男。
投手4年目を迎えた右腕、根尾昂
今季は中継ぎとして4試合登板、防御率7.94。5月20日の登板で2回2/3を5失点と炎上し、そのまま2軍落ち。以降、一度も1軍のマウンドに戻ることはできませんでした。契約更改は200万円ダウンの推定1050万円。「登板数も物足りず、悔しさが残る一年」と唇をかみ、「開幕1軍、そして1シーズン1軍に居続ける」ことを誓った背番号30。投打二刀流の期待を背負って入団した男が、今度こそ“投手・根尾昂”として生き残りをかけるシーズンになります。

――創設90周年を迎える中日ドラゴンズ。
それぞれの契約更改に刻まれた数字は、過去の評価であると同時に、来季への約束でもあります。
ナゴヤの冬を越え、誰が一軍の舞台で“約束の続きを”見せてくれるのか――ファンの視線は、すでに2026年のグラウンドへ向かっています。

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