リード
29日、契約更改で森駿太(18)が20万円アップの620万円でサイン。二軍74試合9本塁打(球団高卒新人では36年ぶり)を携え、一軍でも片りんを示した。右足首のリハビリを経て「開幕一軍」を掲げる若龍の今と次を整理する。
目次
契約更改の概要
- 今季:年俸600万円 → 620万円でサイン(推定)
- 二軍:74試合/9本塁打(高卒新人として球団36年ぶりの“9発”)
- 一軍:初スタメンで初安打、2試合目で阪神・村上頌樹から三塁打
- 評価ポイント:数字以上の打球質/スイング軌道が将来性を示唆
本人コメント(要旨)
「キャンプのケガで出遅れは反省」
「自分の強みである強いスイングは心がけられた」
「開幕一軍を狙いたい。自分にプレッシャーをかけて戦い抜く」
成長戦略:急がば回れの“基礎強化”
- 右足首のリハビリ → キャンプ全体合流を目標
- 基礎づくり:体づくり/可動域/下半身主導の再現性
- 守備強化:内野で通用するスローイング精度と捕球の安定
ポジション争いのシナリオ
- 三塁:石川昂弥/高橋周平/福永の状況次第で“サード森”浮上
- ロール想定:代打・スポット先発 → レギュラー競争へ
- 併用策:一塁・外野も適性評価で打席を確保
ファンボイス要約(声の傾向を3カテゴリに集約)
- 期待と焦り:「高卒2年目レギュラーを!」→ ただし拙速を戒め、基礎優先を支持
- 評価と報酬:「もう少し上げても」→ 一軍実績重視の声も。奮起材料に
- 育成環境:「松中コーチの側で伸びてほしい」→ 技術蓄積と引き出し増を望む
ここまでの実績の価値
- 二軍の優勝・日本一に貢献、終盤一軍デビュー
- 高卒1年目で“9発”は将来の長距離砲として希少価値
- 「18歳らしからぬ風格」「中日に少ない華」という評価
2026開幕へチェックリスト
- 打撃:内外角と高低のゾーン別長打率/三振率の改善
- 守備:三塁の送球安定、一塁・外野の併用で出場機会を確保
- 肉体:体幹・股関節の強化、再発防止の可動域メンテ
- メンタル:自己圧のコントロール(“プレッシャーを糧に”)
まとめ
強く、速く、前へ――“強いスイング”はまだ序章。620万円のサインは、ナゴヤの新しい景色へ伸びるスタート地点だ。
