リード
2025年10月27日、ナゴヤ球場。秋季練習後に中日が土生翔太、津田啓史、山浅龍之介の3選手へ来季の契約不締結(戦力外)を通告。球団は育成契約での再出発も打診した。とりわけ「13番目=実質ドラ1級」と評された23年ドラ2・津田の決断が波紋を広げている。
目次
通告の概要(2025/10/27)
- 対象選手:土生翔太(投手・24)、津田啓史(内野手・22)、山浅龍之介(捕手・21)
- 通告内容:来季の契約を結ばない旨。3選手には育成契約を打診
- 背景:秋季練習後に通告。3人はいずれも将来を託された世代
津田啓史――「13番目=実質ドラ1」評価からの岐路
プロフィールと歩み
- 横浜高 → 三菱重工East → 2023年ドラフト2位で中日入団
- 強打の内野手として即戦力期待
一軍での足跡
- 1年目:一軍出場なし
- 2年目:初昇格も3打席すべて三振
本人コメント(要旨)
- 「この2年間、還元できなかった。覚悟はできていた」
- 球団からは「いったん育成で、来季また一軍戦力として」と打診
- ただし現役続行含め“選択肢を考えたい”と揺れる胸中
ポイント
- 13番目指名=実質1位級の評価だっただけに衝撃は大きい
- 内野の定位置争いは激化。“結果を出すまでの猶予”の短さが露呈
土生翔太――右腕の選択
- 現役続行の意思は明言
- 育成で這い上がるか、新天地を求めるかは未定
- 「マウンドに戻る」気持ちは失っていない
山浅龍之介――扇の要の再起
- 21歳の捕手。現役続行の意思は固い
- 育成での再挑戦か、環境を変えるかの選択に直面
- 過去の負傷影響を指摘する声もあり、まずはコンディション最優先
ファンの声・論点整理(要約)
- ドラフト戦略への疑義:
13番目(実質1位級)の指名を2年で見切り――“スカウト評価/育成環境のどこに問題?” - 他候補へのif視点:
岩井(名城大)や高(大商大)、泉口(巨人4位)など“別選択”を望んだ回顧が噴出 - ポジション回転の必然:
ショートは希少で難職。毎年1名は獲り続け“回転率を上げるべき”との提案 - スカウト体制の再点検:
地域担当の成果差、若手スカウトの育成/指導系統の再設計を望む声 - 育成打診の意味:
“完全な終了”ではなく“もう一度見たい”メッセージ。ただし現実は厳しい
枠とオフの編成見取り図(所感)
- これで支配下枠は66に(ユーザー所感ベース)
- 柳・松葉の去就、未定外国人の扱いで枠調整の見込み
- FA参戦は“発言ありつつも”現状の減らし方では消極的に見える、との見立て
2023年ドラフトの棚卸し(ユーザー所感)
- 支配下入団組で4人が戦力外(育成でも1人)
- 残存は草加・辻本・福田のみ
- 「最下位の有利を生かせず“ドラフトの意味が薄れた”」との厳しい評価
- 一方で2024年以降は的中例も増え安堵の声も
