中日5-2巨人|今季本拠地最終戦を逆転勝ちで締め!
初回に4連打で2失点も、大野雄大が以降は6回までゼロ行進。上林の16号ソロ、石伊の逆転3号2ラン、終盤は細川の三塁打→ボスラー犠飛で突き放し、大野は5年ぶり自己最多タイの11勝目。守護神・松山は43セーブ目できっちり締めました。
目次
試合データ
- 試合:9月21日(土)@バンテリンドーム
- 結果:中日 5-2 巨人(逆転勝利)
- 先発:大野雄大(6回2失点・被安打8・奪三振5・与四球0・与死球1、95球)
- 継投:7回 齋藤 → 8回 メヒア → 9回 松山(S)
- 本塁打:上林16号ソロ(1回)、石伊3号逆転2ラン(2回)
- ヒーロー:大野雄大/石伊雄太/上林誠知/松山晋也
スコアの流れ(主要ハイライト)
- 1回表:先頭から4連打で0-2。なお無死二三塁も追加点を許さず凌ぐ(ここが最大の分岐点)。
- 1回裏:上林の16号ソロで1点差。細川四球→ボスラー二塁打も本塁憤死で同点ならず。
- 2回裏:石伊の逆転3号2ランで3-2。
- 5回表:丸の長打を中継で三塁タッチアウト、流れを渡さず。
- 6回裏:上林安打→細川の適時三塁打→ボスラー犠飛で5-2。
- 7~9回:齋藤・メヒア・松山の無失点リレーで逃げ切り。
今日のポイント3つ
- 初回2点で踏みとどまった大野
無死二三塁から最少失点で切り抜けた胆力。その後は直球が走り6回までゼロ。同学年の田中将大との再戦を制し自身5連勝。 - 石伊の“攻守”で流れを掌握
逆転2ランに加え、盗塁阻止×複数回、7回はK→二塁送球で走塁死も演出。配球・送球精度が際立つ。 - 主力が要所で一撃
上林の先制反撃弾、細川の一撃で田中をKO圏へ、ボスラーは確実に犠飛。9回は松山43Sでフィニッシュ。
データBOX
- 大野雄大:11勝(4敗)=15年/20年のキャリアハイに並ぶ。今季登板20、直近5連勝。
- 対巨人・田中将大:6回途中5失点でKO。日米通算200勝は持ち越し。
- バンテリン通算:大野の通算59勝で川上憲伸に並ぶ2位タイ。
- ホーム戦績:35勝36敗1分(バンテリン34勝36敗)。
- 観客動員:主催72試合で2,520,832人(バンテリン70試合2,497,127人/平均35,673人)。
- チーム状況:通算60勝75敗2分(借金15)。本拠地最終戦を連勝締め。
キープレー解説
- 初回の最少失点:0-4の可能性を0-2で止血。これで攻撃陣が「取り返せる」空気に。
- 2回の逆転2ラン(石伊):甘いスライダーを逃さず一振りで試合をひっくり返す。
- 5回の中継アウト:丸の長打も三塁刺殺で相手の勢いを断つ“守備の一点”。
- 6回の追加点:細川のスリーベース→ボスラー犠飛。最低限を確実に遂行。
大野雄大レビュー
- 立ち上がりは「エンジンが遅い」と自己反省も、以降は真っ直ぐで主導権回収。
- 同学年対決の気迫が投球に乗り、四球ゼロでゲームメイク。
- コラム:登場曲が語るもの
2打席目の登場曲にKis-My-Ft2「Everybody Go」。 「この時代のチャンピオンさ、掴め No.1」「ため息よ歓声に変われ」
“同学年の中で長く一線に立つNo.1”という矜持と、来季の歓声へのメッセージにも聞こえる。
打線・守備メモ
- 上林:反撃の16号&マルチ安打で流れを呼び戻す。
- 細川:決定打級の三塁打で田中攻略を加速。来季のバンテリン“新外野テラス”とも好相性を期待。
- ボスラー:犠飛の最低限を確実に。
- 石伊:攻守の総合貢献度がMVP級(逆転弾・盗塁阻止・送球精度)。
- 終盤ブルペン:齋藤→メヒア→松山の無失点ブリッジが安定。
ファンの声ピックアップ
「11勝おめでとう!」「200勝を本拠地で決めさせず本当に良かった」
「今日は“全て石伊”。攻守に痺れた」「松山に感謝。いつも最後に立って見守る大野も印象的」
「前半の噛み合わなさが悔しい。来季は投手補強を積み上げて9月まで走り切れるチームへ」
「観客動員250万人超に結果で応えたい。フロントも本気の補強を」
総括
初回の最少失点→即反撃→中押し→締めという“勝ち筋”を完遂。
大野は経験値で試合を作る完成度を再証明。松山のセーブ上積みもタイトル争いに現実味。
本拠地は負け越しも、最終戦をナイスゲームで締めた価値は大。来季は“ため息を歓声に”のシーズンを。
残り6試合(ビジター)
- ヤクルト×1/阪神×3/巨人×2
次も“取られたら取り返す、与えない四死球”の今日の流れをもう数試合。
23日の神宮も、この勢いで勝ち切ろう!
