中日 2025 本拠地最終戦は勝利で締めくくり。
試合後セレモニーで井上一樹監督が今季を総括し、**「9月の失速」「どらネガになった自分」を率直に反省。一方で「投手も野手も、牛歩ながら確実に成長している」**と来季の巻き返しを宣言しました。
目次
トピック早見出し
- セレモニー要旨:反省点/成長の芽/来季の約束
- 今季の総括(数字):戦績・観客動員
- 課題整理:9月失速、練習量、体力・故障管理、投打の噛み合い
- 来季への提言:鍛錬プラン、戦術・編成、目標宣言
- ファンの声まとめ:厳しくも具体的な改善要求
- 編集メモ:来季チェックリスト
1. 井上監督・セレモニー要旨(抜粋要約)
- 反省:「9月に入って失速。掲げた**『どらポジ』に対し、私自身が『どらネガ』**だった時期もあった」
- 成長実感:「投手・野手ともに牛歩でも前進。確かに伸びている」
- 約束:「秋・春で鍛錬し、来年は**“興奮して寝られない一年”**を届ける」
- 節目:球団創立90周年・バンテリンドーム改修の年に向けて、**“また見に行きたい、感動する試合”**を
2. 今季の総括(数字で見る)
- 戦績:60勝75敗2分(借金15)/13年連続CS逃す
- 本拠地:35勝36敗1分(負け越し)
- 観客動員:主催72試合 2,520,832人
- 失速タイミング:9月以降の負け越しが決定打
3. 課題の棚卸し
(1)終盤失速の構造
- 体力・故障耐性:夏場以降のパフォーマンス低下/救援陣の疲弊
- 投打の噛み合い:前半=打線、後半=中継ぎが課題で交互に不具合
- 四死球問題:与四球過多/選ぶ四球の少なさ
(2)準備と練度
- 練習量&質:鍛錬不足の指摘が多数。守備・走塁・基礎体力の底上げ必須
- 負荷管理:怪我を恐れて負荷をかけきれない風土の是正
- スカウティング:相手対策の徹底度・試合毎のプラン精度
(3)采配・運用
- 先発運用・交代タイミング、バント多用、スタメン配置、三塁コーチ判断など
- “目標の明文化”不足:**「優勝を目指す」**の明快な宣言を求める声
4. 来季への提言(実務プラン)
A. 鍛錬・キャンプ設計
- 6勤1休ベース+走る投手(夏場失速対策)
- 守備特化ノック:失策・走塁死の撲滅/中継プレーの徹底
- 故障耐性づくり:体幹・可動域・握力・下肢筋持久力の継続測定
- 全員参加主義:免除前提を減らし、基礎に回帰
B. 戦術・打撃指標の見直し
- 四球KPI化:四球獲得を査定項目へ。出塁率志向の1~2番設計
- 進塁打の意識:無死満塁の“最低限”精度向上(2塁走者を3塁へ)
- バントの再定義:得失点期待値ベースでの運用に統一
C. 投手陣の再構築
- 先発の柱3枚化(規定到達最低3人)
- 中継ぎの層:抑え2枚体制(万一に備えた“もう1枚”)
- 与四球削減:ゾーン勝負のメカニクス・スライダー質改善
D. 編成
- ドラフト優先度:先発>中継ぎ>野手
- 助っ人戦略:年俸最適化だけでなく即戦力×適性球場
- コーチング:異論を言えるヘッドの登用(現場の健全性)
E. 目標宣言
- 「優勝を目指す」の明文化と中間KPI(貯金ターゲット、四球差、先発QS率)
5. ファンの声まとめ(要点)
- 練習量を増やせ/鍛錬こそ正義
- 「優勝を目指す」宣言を求む
- 四球を増やせ・与四球を減らせ(攻守の明確KPI化)
- 采配とコーチング体制の是正(耳の痛い提言が通る現場へ)
- 投手層整備と夏以降の体力管理
- “どらポジ”は絵空事でなく、勝利で示せ
代表コメント(要旨)
・「鍛錬が足りない。基礎体力を上げるべき」
・「四球意識と進塁打の徹底を」
・「優勝を目指すと言ってくれ」
・「抑えもう1枚。先発3枚の柱を」
・「采配・体制もアップデートを」
6. まとめ
井上監督は反省と成長の芽を同時に語り、鍛錬の誓いを立てました。
ファンの要求は明快です。「鍛えよ、勝て、そして宣言せよ」。
創立90周年、新バンテリンの来季こそ、**“興奮して寝られない一年”**を結果で。
強竜復活へ、秋から勝負。
