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リード
16年のプロ人生にピリオド。 中日・岡田俊哉投手が9月20日、ラスト登板でヤクルト・村上宗隆から見逃し三振。井上一樹監督の労い、深々一礼、そしてベンチでの涙。青い“OKADA 11”ボードに揺れたバンテリンドームは、大きな岡田コールに包まれました。
試合ハイライト
- 先発:岡田俊哉(中日)
初回先頭、「1番・三塁」村上宗隆と対峙。ストレート×スライダーで追い込み、アウトロー144km/hで見逃し三振。 - 交代の瞬間
1アウト直後、井上監督がマウンドへ。肩に手を添えた後、岡田は帽子を取り四方へ深礼。**大音量の「岡田コール」**が鳴り響く。 - ベンチシーン
山井大介投手コーチの声かけに、こらえきれず涙。チームメイトと次々に握手。 - BGM/演出
入場時はベリーグッドマン「花よりも花を咲かせる土になれ」。青い応援ボードが一体感を演出。
ファンの声ピックアップ(要約)
「俊哉が泣いてないのに泣けるかって思ってたけど、ベンチの表情で崩れた」
「最後は見逃し三振。アウトロー完璧」
「まだやれる球。でも本人の決断を尊重」
「村上の先頭起用、高津監督の粋な計らいに感謝」
「祖父江の名スピーチと並ぶ“時代の終わり”を感じた」
※一部には**「村上はコンディション的に振れなかったのでは」**との指摘も。ただし、**岡田の球筋とコースで奪った“記憶に残る三振”**であることに異論はありません。
セレモニー&スピーチ要点
- 恩師・高嶋仁(智弁和歌山 名誉監督)がサプライズ登場し花束贈呈。
- 岡田「大学進学を希望していた僕に“プロで勝負しろ”と背中を押してくださった」
- 家族へ:「今度はパパがみんなを応援する番」
- ファンへ:「幸せなプロ野球人生でした。16年間、ありがとうございました」
岡田俊哉の歩み(主要トピック)
- 2009年ドラフト1位(智弁和歌山)で中日入団
- 通算:354試合登板、19勝24敗、62H、19S、防御率3.60
- 血行障害・右大腿骨骨折など大怪我→育成契約→2025年4月に支配下復帰
- セットアッパー/クローザー/先発/ロングと、チームの穴を黙々と埋め続けた万能左腕
編集メモ:本文内の試合数は**最新更新に合わせ「354試合」**で統一しています。
今日の“名場面”3選
- アウトロー144km/hでの見逃し三振
- 井上監督の肩ポン→深礼→岡田コール
- 山井コーチの言葉でこぼれた涙
相手チームへのリスペクト
- 村上宗隆の先頭起用、高津監督の計らいにドラゴンズファンからも感謝の声。
- 真剣勝負の中にも**“人”の物語**がある、そんな夜。
まとめ(筆者所感)
記録以上に“記憶”に残る1球。 背番号11がくれた時間は、勝敗だけでは語れないドラゴンズの財産。
岡田俊哉投手、本当にお疲れさまでした。次のステージでも、あなたらしく。
