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中田翔、18年の幕引き——広島・阪神・中日で伝わった“ありがとう”

【リード】
現役引退を表明した中日・中田翔。9月13日の広島(マツダ)、14日の阪神(甲子園)、15日の中日(ナゴヤ球場・ウエスタン)で、それぞれの「別れ」と「感謝」が形になった。広島→阪神→中日の順で、出来事の要点とファンの声をまとめる。

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【広島|9/13 マツダスタジアム】
・試合結果:広島 5–0 中日(今季最終戦)
・セレモニー概要:試合後、両軍がベンチ前に整列。広島・菊池涼介が花束を贈呈。登場曲「My HERO」が流れる中、抱擁を交わす。
・中田の言葉:
 「感情的になるのをすごく我慢した」
 「キクは守備範囲だけでなくスローイングが本当にすごい。一塁で受けてもあれだけ速くて痛いのはキクだけ」
・背景メモ:2016年に日本一を達成した思い出の球場。新井監督には試合前に引退を報告し、ねぎらいの言葉。
・現地・ファンの声(抜粋・要約)
 — 広島ナインが一列に並んで見守る粋な演出にジーン。
 — ビジターでも温かい拍手。こういうことができるチームだからカープが好き。
— ドラゴンズでは結果が出せなかったが、今は栄光を讃えて温かく送りたい。
 — 25年ぶりの日本シリーズを思い出し、時代の流れを感じたが、プロ野球の継続性の良さを再確認。
 — 代打でも出てくると怖い存在だった。お疲れさまでした。

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【阪神|9/14 甲子園】
・セレモニー概要:試合前フリー打撃後、ビジョンに「18年間お疲れ様でした」。場内拍手。ベンチ裏で糸井嘉男氏が個人的に花束を贈呈。
・中田の言葉:
 「高校1年の時にここで“中田翔”という名前を知ってもらった。特別な場所」
 「甲子園ってこんなに大きかったっけ?と感じた。力が衰えたということ」
・交流:原口、畠、糸井嘉男氏らと会話。
・評価・回想(要約)
 — 高1の夏をひと言で言うなら“怪物”。打っては勝ち越しHR、投げても締めた。
 — 能力は清原級。一塁と左翼を高いレベルで守れた点では清原以上の面も。
 — 問題もあったが、名スラッガーの弾道は忘れない。甲子園の温かい演出が胸にしみた。
 — 引退に際し、かつての栄光を讃えて送りたいという声多数。

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【中日|9/15 ナゴヤ球場(ウエスタン・リーグ)】
・出場概要:対阪神。「4番・一塁」で先発。初回の第1打席は相手先発・今朝丸から遊飛。
・状況メモ:初回1死から土田が中前打、高橋周が復帰後初安打の左前打で1死一・二塁を作る中での打席。
・セレモニー:ベンチに戻る中田を高校の先輩・平田2軍外野守備走塁コーチが呼び止め、花束を贈呈。スタンドは大きな拍手に包まれる。息子さんの始球式を一塁守備位置から見守れた“最高の終わり方”との声。
・名古屋での受け止め(要約)
 — 三顧の礼で迎え入れたが、コンディションもあり十分な貢献は果たせず。悔しさと感謝が交錯。
 — それでも選手たちへアドバイスを送り続けた存在感。今後は別の形でドラゴンズに関わってほしい。
 — バンテリンでのお立ち台、もっと見たかった。
 — 最後は温かく送りたい。同世代の誇りという声、練習試合での“異次元”エピソードなども。

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【3日間のダイジェスト】
・9/13 広島:菊池涼介から花束。盟友との抱擁、2016年日本一の記憶。
・9/14 阪神:甲子園ビジョンで労いのメッセージ。糸井嘉男氏から花束。原点の舞台で挨拶。
・9/15 中日:ナゴヤ球場でウエスタン最終出場。平田2軍コーチから花束、客席から大拍手。

【編集後記(短評)】
ケガや年齢と向き合いながらも、18年の軌跡は本物だった。広島が友情で送り、甲子園が原点として讃え、名古屋が家族の時間とともに見届けた。グラウンドを離れても、“中田翔という物語”は球界に語り継がれていく。

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