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2試合連続“零封負け”で3連敗 ゲーム差1.5に拡大 髙橋宏は6回4失点で今季広島戦初黒星

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リード

中日は広島先発・常廣を攻略できず、救援陣も打ち崩せず完封負け。エース髙橋宏斗は6回4失点で今季カープ戦の初黒星。打線は走者を出しながらも決定打を欠き、2試合連続の零封で借金14に。ゲーム差は4位・広島と1.5に広がった。


スタメン(中日)

1 中・岡林/2 二・田中/3 右・上林/4 左・細川/5 三・福永/6 一・ボスラー/7 遊・山本/8 捕・加藤/9 投・髙橋宏


試合経過ハイライト

  • 1~2回:髙橋宏は三者凡退含む安定の立ち上がり。中日は常廣のストライク先行に苦しみ3回まで1安打
  • 3回裏 広島 2-0:先頭・秋山の二塁打→佐々木の中前で一三塁。犠打で一死二三塁から中村奨の右前2点打
  • 4回表:二死一二塁もボスラー中飛
  • 5回裏 広島 4-0:二死から四球→ファビアン16号2ラン。痛恨の追加点。
  • 6回表:二死一三塁の好機も福永の内野ゴロ
  • 7回裏 広島 5-0:2番手藤嶋が小園に適時打を許しダメ押し。
  • 終盤:8回二死一三塁も細川が右飛。7安打無得点で試合終了。

個人成績ピックアップ

  • 髙橋宏斗:6回96球 8被安 3奪三振 1四死球 4失点(今季カープ戦4勝→初黒星
    • 3回の先頭出塁から主導権を渡し、二死からの四球→被弾の失点様式。球質が刺さらず被弾増が継続。
  • 藤嶋:1回1失点(小園に適時打)。
  • 打線田中幹也が猛打賞で孤軍奮闘。要所であと1本が出ず。

今日のターニングポイント

  1. 3回・中村奨の先制2点打:先頭出塁から一気に主導権を明け渡す。
  2. 5回・二死からの四球→16号2ラン:流れを断ち切れず勝負あり。
  3. 6回・二死一三塁逸機:追撃の糸口を掴めず。

敗因の整理(短評)

  • 投手:二死からの四球→長打被弾/配球の慎重さ不足。
  • 打線早いカウントで凡打が目立ち、常廣のストライク先行に対応できず。好機での初球凡打も痛い。
  • 運用:一軍で“投げながら整える”方針が球質改善につながらず。中継ぎ負担も高止まり。

現地メモ(ビジター最終戦)

  • 9回開始「気合いを入れろ」コールチャンテ・メドレーも実らず零封。
  • 挨拶&中田への花束でもブーイングが鳴り止まず。
  • 救いは田中の猛打賞ボスラーのラスト二塁打

ファン/識者の声(要約)

  • 構造問題:OB再雇用・縁故体質/ヘッド不在/編成の弱さ。
  • 運用批判:ローテ死守で2軍調整断行できず藤浪戦の采配が流れを切った。
  • チーム像:得点力不足の長期固定化、精神的に脆い終盤。
  • 提言:データ活用+ヘッド配置/若手に打席と機会を継続付与/二軍で“作り直す勇気”。

「今の髙橋は“去年調子の良かった先発”であってエースではない二死からの四球と被弾を断つ設計を」
藤浪戦で最善を尽くさなかったのがターニングポイント」
「来季はヘッドコーチを。 ‘勘’よりデータとプロセス」


オフ~来季へ:再設計チェックリスト

編成/フロント

  • 先発の枚数と質を最優先補強。中継ぎ酷使の連鎖を断つ。
  • コンディショニング再設計(夏場&ドーム環境前提)。

現場/運用

  • 2軍で再構築を厭わないマネジメントに回帰。
  • 若手起用の評価指標を明文化し、短期結果での即ベンチ/抹消を回避。
  • 攻撃は**“走って点”**の再徹底(アウトでも走る文化へ)。

髙橋宏(個人)

  • 二死四球の撲滅被弾抑制の配球再設計
  • 高め直球の質×落ち球の見せ方を長持ち化

次戦展望(甲子園・阪神戦へ)

  • 先取点走塁圧を最優先。早打ち回避で常に1・2塁に走者を残す設計へ。
  • 投手はカウント先行後の“置き球”厳禁。二死からの四球をゼロに。

数字で振り返る

  • 零封負け23度目(2試合連続)
  • 連敗3
  • 広島戦11勝13敗1分(負け越し)
  • 無得点直近19イニング
  • 髙橋宏:6回4失点(今季カープ戦初黒星

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