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中日ドラゴンズ一筋・祖父江大輔(そぶえ・だいすけ/38)が9月5日、バンテリンドームで引退会見。中継ぎ一筋12年、通算509試合登板、2020年には最優秀中継ぎを獲得した“地元・愛知の星”が、「最後は中日で終わりたかった」「チームの戦力になれていなかった。後悔はない」と晴れやかに語った。会見終盤には大野雄大の「本日の主役」たすきなどチームメートが花束を持って登場、涙より笑いと温かさに包まれた“そぶちゃん”らしい時間に。

目次
- 引退会見のポイント
- 祖父江大輔とは(プロフィール&歩み)
- 「地元・愛知×中日一筋」が生んだ象徴性
- 会見を彩った“笑いと絆”のシーン
- 同僚・OB・他球団ファンの声
- ファンの声(抜粋)
- データで振り返る祖父江
- これからの祖父江へ(展望)
- まとめ——CSへ、背中を押す
1. 引退会見のポイント
- 決断時期:会見の3日前。球団から来季構想外を告げられ、「続けるか引退か」の選択で「中日で終わりたい」と決断。
- 率直な胸中:「(引退は)何度も頭をよぎった」「まだやりたい気持ちはあったが、戦力になれていなかった。後悔はない」。
- 仲間への感謝:「球場に行くと大好きな仲間がいた。毎日が楽しかった」「若手中心のチーム、これからは応援したい」。
- ファンへ:「オールドルーキーで入って12年、変わらず応援してくれて感謝」。
- 今後:「まだ未定。地元・東海に恩返しできる形を考えたい」。

2. 祖父江大輔とは(プロフィール&歩み)
- 出身と軌跡:愛知高校→愛知大学→トヨタ自動車。2013年ドラフト5位で中日入団(当時26歳の“オールドルーキー”)。
- 役割:中継ぎ一筋でキャリアを全う。
- 到達点:2020年に最優秀中継ぎ。通算509試合登板(17勝27敗、12S、136H、防御率3.04)。2024年6月11日、楽天戦で通算500登板到達。
- 象徴するもの:地味でも確かな積み重ね、勝負所での眼光ビーム、そして誠実な人柄とファンサ。
3. 「地元・愛知×中日一筋」が生んだ象徴性
- ずっと愛知、ずっと中日:小中高から大学、社会人、プロまで一貫して地元。
- フランチャイズ・プレーヤーとしての稀有さ:入団から引退まで中日一筋を貫徹。
- 地域とのつながり:オフのイベントや少年野球教室での丁寧な対応、サービス精神が評判に。
4. 会見を彩った“笑いと絆”のシーン
- 会見後、大野・涌井・松葉・柳・藤嶋・近藤・清水・松山らが花束を持って登場。
- 先頭の大野雄大が「本日の主役」たすきで“受け取るボケ”、会場は爆笑。
- 祖父江も「泣けよ!」とツッコミ、涙より笑いで送り出す“ドラらしさ”が際立った。
5. 同僚・OB・他球団ファンの声
- 又吉克樹(現ソフトバンク):「プライベートまで本当にお世話に。お疲れ様でした」
- 武山真吾:「**中日で終わりたいから辞めます!**の言葉に泣けた。ソブらしくこれからも」
- 他球団ファン:「準備の早さと継続はプロの鑑」「10年以上最前線は見事」
6. ファンの声(抜粋)
「中日一筋12年、本当にありがとう」
「509登板は地味に見えて実は偉業」
「愛知で始まり愛知で終わるのが名古屋の誇り」
「眼光ビームもう見られないの寂しい…でも誇らしい」
「**最優秀中継ぎ(2020)**の安心感、忘れない」
「子どもへのファンサ神対応、一生の思い出」
「本日の主役たすきで泣き笑い、ドラっていいチーム」
「背番号33がさらに特別な番号に」
7. データで振り返る祖父江
- 通算:509試合/17勝27敗/12S/136H/防御率3.04
- 称号:最優秀中継ぎ(2020)
- 役割:全登板がリリーフ(“ブルペンの支柱”)
- キーワード:眼光ビーム/一球ごとの気合/緩急とコマンド/誠実な人柄
8. これからの祖父江へ(展望)
- 地元メディア・解説・指導など、多方面での活躍が期待大。
- 東海エリアに恩返ししたいという本人の想い——“地域の顔”としての新たな一歩に注目。
9. まとめ——CSへ、背中を押す
オールドルーキーから中継ぎの職人へ、そして地元の誇りへ。
祖父江大輔が体現したのは、積み重ねの尊さと仲間を支える矜持。
彼の背中に続いて、ドラゴンズはCSへ。
そぶちゃん、12年間ありがとう。これからも一緒に前へ。

