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8月17日の試合
延長12回の末に中日4-5DeNA。松葉貴大は6回2/3を2失点も、キャリアハイ8勝目ならず。「初回の失点が続いている。どうにかしないと」と反省。一方、DeNAは藤浪晋太郎がNPB復帰戦で5回1失点。中日は“左打者9人”で安全重視のオーダーを組み、球界内外で議論を呼んだ。
試合サマリー
- スコア:中日 4-5 DeNA(延長12回)
- 決勝点:12回表・林琢真の中犠飛(DeNA)
- 先発投手
- 中日・松葉:6.2回 6被安打 2失点(被本塁打:ビシエド移籍1号)
- DeNA・藤浪:5回 86球 5被安打 1失点/最速156km/h、四球1、死球0
- ターニングポイント:8回同点被弾→延長戦へ。終盤の守備交代・バント選択が物議。
松葉貴大の登板レビュー(課題は“初回”)
- 失点の内訳:
- 1回:無死一三塁→併殺間の失点で先制許す
- 2回:ビシエドにソロ被弾
- 以降は修正:3回以降は走者を背負いながらも粘投。7回2死から死球で降板。
- 本人コメントの要旨:「何試合も初回に点を取られている。トータルは悪くないが、ここは改善が必要」
改善ポイント(メモ)
- 立ち上がりの配球再設計:先頭打者への初球ゾーン比率・ゴロ誘致の球種配分を再点検
- 長打警戒:序盤の真っすぐ見せ方(高低のメリハリ/初回から落ち球活用)
藤浪晋太郎の復帰登板レビュー(球威◎・制球は“相対的に良化”)
- 内容:5回1失点、最速156km/h。ゾーン内に球が集まり、左9人相手に凡打を量産。
- コメント:「左が並んだので球種の使い方は変えた。勝手に嫌がってくれる分には、好きなだけ嫌がってと」
- 三浦監督:「1失点で踏ん張ってくれた。内容も良かった」
藤浪について
- 記録上は四球1・死球0だが、逆球・抜け球の芽は残存。捕手の好ブロックで“表に出なかった危うさ”も。
- 5回で降板=長いイニング適性は今後のテーマ。本人も「中継ぎを助ける投球を」と言及。
“左9人スタメン”は是か非か
安全配慮 vs. 勝利最適化 を巡って賛否が分岐。
- 賛成:
- 右打者の頭部死球リスクが高い。選手を守るのはコーチの責務(松中コーチ)。
- 「配球が読みにくい」荒れ球が武器化。むやみに右を立たせるのは非合理。
- 反対/懸念:
- 興行・競技性の観点で歪なオーダーになる。
- **“右でプレッシャーをかけて自滅を誘う”**選択肢を捨てている。
- 長期的には打者のフォーム崩壊・恐怖心という副作用も。
- 追加提案(読者意見要約):
- 危険球規定の強化(顔面付近での危険球カウント制など)
- プロテクター/ヘルメットの高性能化(衝撃吸収材の導入検討)
ドラファンの采配レビュー
- 守備交代:終盤の細川を守備に就けなかった判断に疑問の声。
- 送りバント:OPSの高い上林にバント指示(10回裏無死一塁)は機会損失との指摘。
- 総評:「勝利への再現性」を高める意思決定(代打・守備固め・継投)に再考余地。
次回のDeNA戦(2週間後想定)への“攻略プラン”
プランA:安全最優先(左厚め継続)
- 左主体+右は代打限定。見極め徹底(高め4シームはスルー、低め変化球を一点待ち)。
- 走塁で揺さぶり(初球盗塁フェイク/一二塁間のリード拡大)。
プランB:右を混ぜて“圧”をかける
- 右は打席後方・外側に立ち、打つ気は二の次で球数と神経を削る。
- 早打ち厳禁。四球での出塁価値を最大化。
- 守備・代走要員の準備を厚く(早期の総力戦想定)。
共通事項
- バントは下位・低OPS限定/カウント有利でのみ実行。
- 終盤の守備固めとクローザー前の橋渡しを事前に固定プラン化。
データボックス
- 松葉:6.2IP/6H/2ER/HB2(うち7回の死球で降板)
- 藤浪:5.0IP/86球/5H/1ER/BB1/HBP0/最速156km/h
- 勝敗:延長12回、林琢真の犠飛でDeNA勝利・4連勝
まとめ
松葉は“立ち上がりの1点”が重く、藤浪は“球威で押し切った5回”で復帰戦を終えた。中日の左9人は安全配慮として理解できる一方、勝ち切るための攻守の最適化(終盤の用兵・バント基準)は改善余地大。2週間後の再戦では**「安全」と「勝利確率」**のバランスをどう取るか――首脳陣の答えが問われる。
