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■ 試合概要
2025年8月13日、東京ドームで行われた巨人戦で中日ドラゴンズが3点差をひっくり返し、4カードぶりの勝ち越しを決めた。
広島が阪神に敗れたことで、チームは4位に浮上。巨人戦での勝ち越しは実に3年ぶりで、先発・柳裕也は2022年8月9日以来1100日ぶりの巨人戦白星を手にした。
■ 試合の流れ
- 初回
柳が丸に先頭打者弾を浴び、さらに無死満塁から犠飛と適時打でいきなり3失点。苦しい立ち上がりとなる。 - 5回表
巨人・門脇の悪送球で1点を返すと、上林の適時二塁打、ボスラーの中前適時打で同点に追いつく。 - 6回表
代わった菊地の低めフォークをチェイビスが捉え、左翼上段への勝ち越し3号ソロ。これが決勝点となった。 - 投手陣
柳は初回3失点後、立ち直り6回を投げ切って粘投。中継ぎ陣の藤嶋、清水、松山が無失点リレーでリードを守り切った。
■ 勝負を分けたプレー
- 門脇の悪送球
巨人側にとって痛恨のプレー。3-0とリードしていた5回、二塁送球が大きく逸れ、走者岡林が一気に生還。このエラーをきっかけに試合の流れが変わった。 - チェイビスの決勝弾
低めのボール球フォークをすくい上げ、東京ドーム左翼最上段まで運んだ一撃は、パワーと技術が融合した会心の一振り。SNSでも「神助っ人」「規格外のパワー」と称賛の声が殺到した。
■ ヒーローたちの存在感
- 柳裕也
初回3失点の苦しい展開も、2回以降は安定感を取り戻し、巨人打線を封じた。119日ぶりの白星は、チームにとっても大きな意味を持つ。 - マイケル・チェイビス
率は高くないが、長打力は本物。来日後は豪快な一発で存在感を示し、チームのムードメーカーとしても定着している。
■ ファン・解説陣の声
- 「柳はよく粘った。初回どうなるかと思ったけど本来の投球を取り戻した」
- 「チェイビスは低めに対応できるようになれば、さらに打線が厚くなる」
- 「門脇のエラーは致命的。巨人は守備から試合を崩した」
- 「久々のカード勝ち越し、この勢いで3位浮上を狙いたい」
■ 試合結果
巨人 3-4 中日
勝利投手:柳裕也(今季2勝目)
敗戦投手:菊地大稀
セーブ:松山晋也
