完封リレーの締めくくり
8月11日、東京ドームで行われた巨人戦。
中日は先発メヒアから継投で繋ぎ、最後は守護神・松山晋也が9回を3者凡退で締めて2-0の完封勝利を収めた。
この瞬間、松山は今季30セーブ目を記録。育成出身での30セーブ達成は2014、15年のロッテ・西野勇士以来、史上2人目の快挙だ。
「まだまだ通過点。でも、うれしい」と語った松山は、2死からキャベッジへの初球で自己最速タイの157キロを計測。最後はフォークで空振り三振に仕留めた。
怪我からの復帰と進化
松山は7月4日に右尺骨肘頭の疲労骨折で約1か月離脱。
復帰までの間にフォームを見直し、「力を入れないで力を出す」投球に改善。
元プロの橋本武広氏からの助言を取り入れ、背負い投げのような全力投法を維持しながら効率的に球速を出すフォームを身につけた。
復帰2戦目となったこの試合、連投も解禁され「もちろん明日も」と闘志を見せる。
リーグトップの巨人・マルティネス(33セーブ)にも3差と迫り、セーブ王の可能性も十分だ。
メヒア、4か月ぶり先発で無失点
この日の勝利を支えたのは、先発・メヒアの好投。
4月27日以来の先発マウンドで5回4安打無失点と粘投し、巨人打線を封じ込めた。
井上監督は「きょうの勝利はメヒアに尽きる」と称賛。もともと3〜4回を想定していたが、好調を受け5回まで投げ切らせた。
光る守備陣の存在
攻撃面では4回に細川成也の先制二塁打、5回に山本泰寛のソロ本塁打で2得点。
しかし勝利の影には、堅い守備があった。
特に遊撃・土田龍空が見せた深い位置からの逆シングル捕球&一塁送球は、中日OB・山本昌氏も「球際の強さと安定感が素晴らしい」と絶賛した。
ファンの声とチーム展望
- 「松山がいると中継ぎも落ち着く。ケガには気をつけてほしい」
- 「離脱中にフォーム改善でパワーアップしたのは頼もしい」
- 「浅尾の例もあるし、酷使には注意してほしい」
- 「清水、松山の締めパターンが復活すればCSも狙える」
投打ともに駒が揃ってきた中日。
残り40試合で3位DeNAとの差は2ゲーム。
評論家・佐野慈紀氏も「投手力と勢いづいた打線で台風の目になる」と評価している。
まとめ:守護神の復活が呼び込む逆転CSへの道
松山晋也の復帰と安定感は、終盤戦の中日ドラゴンズにとって最大の武器。
セーブ王争いと同時に、12年以来のCS進出も現実味を帯びてきた。
守備力の高い内野陣と長打力のある新戦力、そして確立された勝ちパターン。
“投手王国”復活を掲げ、竜は再び上位を目指す。
