試合概要
中日は首位・阪神とのカード初戦で、6回まで2点をリードしながらも終盤に崩れ、痛恨の逆転負けを喫した。3回2死一、三塁から田中幹也が左翼線へ適時二塁打を放ち2点を先制。先発・大野雄大は粘りの投球で6回無失点。2番手・マルテも1回をゼロに抑え、7回まで完璧な展開だった。
しかし、試合は8回に激変。3番手・橋本侑樹が中野の安打、森下への四球で無死一、二塁とすると、佐藤輝に146キロ直球を捉えられ、バックスクリーン右へ特大の逆転3ランを浴びた。9回にも1死満塁から森下・大山に適時打を許し、試合を決定づけられた。
試合経過ハイライト
- 3回裏:田中幹也、2死一、三塁から先制の2点適時二塁打。
- 7回裏:細川・ボスラー・チェイビスが3者連続四球で無死満塁の絶好機。しかし山本が空振り三振、石伊が三ゴロ併殺打で無得点。
- 8回表:橋本が佐藤輝に逆転28号3ラン被弾。
- 9回表:齋藤→祖父江のリレーも火消しできず、3点を追加され試合決着。
ターニングポイント
- 7回裏 無死満塁で無得点
- 来日初登板のハートウィグが制球を乱し、3者連続四球で訪れた千載一遇のチャンス。
- 打順は7番・山本、8番・石伊。いずれも結果は凡退で、阪神に流れを渡した。
- 8回表 佐藤輝の逆転3ラン
- 捕手・石伊が要求した「もう1球ウエスト」を橋本が拒否。最終的に投じたアウトロー直球が真ん中に抜け、痛恨の被弾。
ファン・解説陣の主な声
- 細川への代走起用に疑問
- 「主砲を終盤の接戦で代える必要があったのか」
- 「代走を出すなら1点を必ず取りに行くべき」
- 岡林への送りバント指示
- 「無死一塁で得点確率を下げる采配」
- 「リーグ上位打率の打者にバントはあり得ない」
- 祖父江の起用
- 「被安打・失点が多い状況でなぜ好打者の場面に投入したのか」
- 継投判断への不満
- 「大野を6回で替える必要があったのか」
- 「9連戦初戦なら引っ張ってもよかった」
総評
この試合は「拙攻からの流れの喪失」が全てだった。7回の無死満塁を逃した直後に逆転弾、さらに9回も四球絡みで失点。
首位を走る阪神に対し、勝ちパターンを持つチームとそうでないチームの差が如実に表れた一戦だった。
9連戦初戦での痛すぎる敗戦。打線の勝負強さと采配の柔軟性が、今後の連戦を戦い抜くための最重要課題となる。
