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流れを変えた一振り
1点を追う3回、先頭で打席に立った中日ドラゴンズのルーキー捕手・石伊雄太。
カウント2ボールからの3球目――広島・遠藤の143キロ直球を完璧に捉える。
打球はグングンと伸び、左中間スタンドへ一直線!
プロ1号以来、およそ1か月ぶりとなる今季2号ソロで、試合を振り出しに戻した。
常識を覆す即戦力ルーキー捕手
捕手というポジションは、覚えるべきことが山ほどあり、大卒や社会人出身でも即戦力となる新人は稀だ。
しかし石伊は、その常識を覆す存在となっている。
春先は打撃やリードに課題が見えたが、今は明らかにレベルアップ。適応力と成長スピードは驚異的だ。
すでに「新人」という枠を外しても通用する捕手に成長している。
強肩・強打で存在感
肩は球界OBも唸るほどで、俊足の周東を刺したこともある。
スイングは鋭く、当たれば長打。
この日も2打席目で三塁線への鋭い打球を放つも、相手の好守に阻まれた。
それでも解説陣は口を揃えて「ルーキー捕手でここまで打てるのは本当にすごい」と評価する。
捕手争いを制し、不動の正捕手へ
昨年まで正捕手は木下拓哉。
しかし今年は宇佐見、加藤ら歴戦の捕手を押しのけ、ルーキーが一気に不動の正捕手の座に近づいている。
SNSでは「ドラフト1位でもお釣りが出る男」「新人王、狙えるぞ!」「あまりにも本物」などの称賛が相次いだ。
歴史を変える可能性
その活躍は、かつての古田敦也の新人時代を彷彿とさせる。
むしろ、それ以上のインパクトを残しているとの声もある。
打てる捕手の登場は谷繁元信以来かもしれない。
後半戦、井上監督が「キーマン」と名指しした石伊。
竜党の願いはただひとつ――怪我なく、攻守でチームを引っ張り続けてほしい。
