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エンゼルス・マドン監督の141年ぶりの奇策とは

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1死満塁の場面でマドン監督は申告敬遠したのである

急遽投げさせられる投手は貯めたランナーに対しては自責点が付かないんだから、こういう時には自分の責任じゃないと思ってガンガン攻めるべきなんだよな。 でも一球もストライクが入らずに四球を出したのでは交代させた意味がないと監督が思うのも当然かと。 もちろん肩が作れていなかったと言うのはあるけど、それ以上に気持ちの問題を指摘したかったんだろう。 実質、満塁敬遠は監督の失点と言えるが、その位の失点はいいんだというメッセージもあったんだろう。

今年レンジャースが大枚はたいて獲得したシーガーに、
ここで打たれたらどうなるかな?
同地区において昨季まで勝ち星の計算が唯一できたチームを、
調子づかせるだけ。
しかもセミエンまで引っ張ってきた。
加えて、テキサスにとってこのゲームはブルペンゲーム、ローテの谷間。
つまり負けを覚悟していた試合。
あそこでシーガーに打たれてライバルを増やすリスクと、
あそこを最低1点でしのげる可能性とを天秤にかければ、
マドンがとったあの戦術はヘイローにとってより合理的。
もし1点でしのぐ可能性が現実化していたら、
一般的論調もどうなっていたか。

PS進出を視野に入れていればこその戦術だとは思うが。
現状、選手がまだそれにいまいち付いて行けないだけ。
慣れれば大丈夫。
例えば、ウォーレンはかなり学んだように映る。
次の回の彼の投球内容をみれば、それが理解できるはず。

いやはや、このゲームは面白かった。

大谷の二刀流がうまくいったのはもちろん大谷の努力だけど、マドン監督の存在も大きい。おそらく他の監督だったら大事に使おうとして二刀流はうまくいかなかった。こういう策も普通の監督とは感覚が違うんでしょうね。

やっぱりマドン監督は、只者ではないことが分かった。
歴史的な秘策が頭に入っていて、エンゼルスの投手と打者に心理的な刺激を与えて意識を高めようとしたなんて、凄過ぎる(試合後のインタビューにて)。
メジャーリーグでの二刀流もマドン監督が居たから実現できた。

勝ってた試合を逆転された直後の2点差はかなり痛い。しかも満塁でフォースアウトの併殺が取りやすい状況でもあるし、自分が1点差で送ったある程度信頼できるピッチャーのはず。その後4点差になって試合がぶち壊れそうなのを選手がカバーしてくれた完全に結果オーライな愚策だった。

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